指名手配犯「八田與一」ひき逃げ事故、死刑や無期懲役もありえるその理由
指名手配犯「八田與一」ひき逃げ事故、死刑や無期懲役もありえるその理由
目次
裸足で逃走する犯人
八田與一(はったよいち)容疑者は、2022年6月29日に大分県別府市でひき逃げ事件を起こしました。
この事故で信号で止まっていた原付バイクと普通バイクに追突し、原付バイクに乗っていた19歳の男子大学生が死亡し、普通バイクに乗っていた大学生が軽傷を負いました。
八田容疑者は現場から裸足で逃走し、その後の行方は不明です。
なぜ逃げたのか
八田容疑者がなぜ逃げたかは定かではありませんが、事件当時に酒気帯び運転や無免許運転などの違反をしていた可能性があります。
また、八田容疑者は学生時代の友人は、「キレたら何するか分からない」「生きることに執着がある」という性格だったと証言しています。
そのため、自分の罪を認めることができず、逃げることを選んだのかもしれません。
全国初の重要指名手配
八田容疑者は現在、道路交通法違反(過失致死傷・ひき逃げ)の疑いで指名手配されています。
警察庁は犯行の凶悪性から「殺人に近い形態」と判断し、全国で初めて交通法違反で重要指名手配に指定しました。
この罪で有罪になれば、最高で懲役15年の刑が科せられます。
しかし、遺族や支援者は八田容疑者を殺人や殺人未遂の容疑で刑事告訴しました。
インターネット上での署名活動も行われており、約5万人の署名が集まっています。
殺人や殺人未遂で有罪になれば、時効がなくなり、最高で死刑や無期懲役の刑が科せられます。
八田の罪の重さとは
八田容疑者がどのような罪で有罪になるかは裁判の結果次第ですが、現在指名手配されている道路交通法違反(過失致死傷・ひき逃げ)の場合は最高で懲役15年ですが、罪状が殺人や殺人未遂となれば最高で死刑や無期懲役です。
遺族が最も阻止したいのは道路交通法違反の時効で、時効は7年と意外と短く、八田容疑者は7年間逃亡していれば罪に問われなくなってしまうのです。
遺族や支援者はこれを防ぐために殺人や殺人未遂の容疑で告訴しています。