メガバンクの500倍?高金利で預けられる預金とは、知らないと損するお金の話
メガバンクの500倍?高金利で預けられる預金とは、知らないと損するお金の話
目次
お金を安全増やしたい!
原油価格の高騰、社会情勢の悪化、日用品の値上げなどで給料は増えないのに必ず出ていく出費はどんどん増えていきます。
じわりと進む値上げの波はとどまることを知らず、これからも毎月のように、食用油、トイレットペーパー、食料品などの生活必需品の値上げがされていきます。
それに加えて、ガソリン、灯油、電気代、ガス代。光熱費も値上がるからさあ大変!
そんな時代だからこそ、「お小遣いを増やして欲しい!」「赤字の家計を何とかしたい!」「車や家の頭金が欲しい!」「老後の貯蓄は足りるのか心配」という欲望や不安が大きくなるのです。
株とか為替とか投資関連は素人が手を出すと大損しそうでやりたくないし、「大手銀行に貯金しても金利低いし預けるのは馬鹿らしい。」「お金があるとすぐに使ってしまう。」という人にうってつけの預金があります。
その預金の名称は「社内預金」といいます!
会社勤めをされている方にだけ適用される資産運用の話なのですが、会社員がお金を貯めようと思うなら、まっさきに会社に社内預金の制度がないか調べた方がよいでしょう。
その理由は社内預金は、積立預金の中では最も利率がいいからです。
メガバンクの500倍の金利はスゴイ!
積立預金で高金利とは貯蓄ができそうな制度じゃの~
社内預金が高金利の理由とは
「社内預金ってなに?」と思われる方も多いことでしょう。
社内預金が銀行より金利が高い理由は、社員の福利厚生の一環として考えられているからです。
メガバンクの普通預金の利率と比べて社内預金の金利が500倍(0.001%)なのは、労働基準法第18条第4項の規定に基づく省令で、下限が0.5%となっているからです(2021年現在)。
労働基準法ありがたいですね!
これはメガバンクの普通預金の金利(0.001%)の500倍にあたります。
「なんだ1年間預けてもたった0.5%なのか。」と思った人、ここで注目すべき点は下限が0.5%というところです。
最低でも0.5%はつけないといけないよと労働基準法で定められており、会社によっては1%、2%とより高い金利をつけているところもあるのです。
バブルの頃には8%、9%で預かってくれる会社もあったそうですが、それは過去の出来事で泡となって消えた幻です。
私が子供の頃に高金利の利回りで潤っている大人の話を聞いていたのですが、バブル景気に沸く日本の金融商品の話だったのでしょう。
ちなみに、金利6%なら12年で資産が倍になります。
1万円、2万円といった少額の積立の場合0.5%以上の金利をつけてくれる銀行はありませんので、ご自身が勤めている会社に社内預金の制度があったら活用しない手はないので有効利用しましょう。
低金利で貯金通帳に入れておくくらいなら、社内預金で安全に増やしながら貯蓄したいですよね。
100万円、200万円といった、まとまった金額を貯蓄に回せるなら0.5%より高い金利で預かってくれる銀行もありますが、たいていの会社員の場合は少額からの積み立てとなりますよね。
金利が2%なら2000倍ってことじゃない!
こんな時代に有難い話じゃの~
忘れた頃に貯まっている
社内預金は給料から自動的に毎月一定額が天引かれ、貯蓄されます。
このメリットは大きくて、お金って手元にあるとあてにして使ってしまうのに、天引きされて最初から無いと思うと節約して今手元にあるお金で生活しようと努力するものなのです。
「よし!これから毎月積み立て頑張るぞ!」「毎月5万円貯蓄するぞ!」と意気込んでも、よほど精神力の強い人でなければご自身で毎月きっちり積み立てるなんて出来ないものなのです。
私もめんどくさがりで、20歳くらいの時に「毎月別口座に積み立て貯金するぞ!」「目標100万円!」と目をキラキラさせて意気込んだのですが、次の月には忘れてしまっていました。
たかだか銀行に行くだけなのにそれが億劫だったりするんですよね。。。
しかし、給料から自動的に毎月一定額が天引される場合は自分は何もしなくても気がつかないうちにお金が貯まるので、のちにあの時社内預金やっていて良かったとお金を手にした時に思うのです。
注意しないといけない点は、有利な預金なんですが預けられる金額の上限は決まっているということです。
金額の上限額については会社によって異なりますので、しっかりチェックしておきましょう。
めんどくさがりなの毎月天引きは有難いです!
気づかないうちに貯まってるのが嬉しいのよね!
最大のリスクは倒産です
社内預金は任意加入です。
会社もしくは会社が委託する金融機関が管理しており、申し出ればいつでも引き出すことが可能です。
任意の加入でいつでも引き出せる、しかも高金利で良いとこ尽くめの様相を呈していますがマイナス面も当然あります。
現状で高い金利がついていたとしても、会社の方針で金利が下限の0.5%まで下げられることもあります。
また、会社を退社した場合は社内預金を解約しなくてはなりません。
労働基準法に退職時には請求から7日以内に本人に全額返金となっていますので、積み立てを継続するにはその会社に勤めていることが条件なんですね。
社内預金の最大のリスクは会社の倒産です。
会社が倒産してしまい、最悪の事態として今まで積み立てた社内預金が戻ってこない可能性もあるのです。
これには注意が必要ですね!
というより、会社が倒産して職を失っただけでもショックなのに安全に増やそうと思っていた積立金が戻ってこないなんてこんな悲惨な結末はありません。
会社が倒産して積立金が帰って来なかったら泣きたくなりますね💦
リスクを理解して活用するしかないの~
まとめ
貯金するだけではお金が増えにくい現代では、こういった高金利の制度を上手く利用するとよいでしょう。
しかし、最後にお伝えしたようにマイナス面もあり会社の方針で金利を下限の0.5%まで下げられたり、最悪会社が倒産した場合はせっかく積み立てたお金が戻ってこなくなります。
会社の倒産は無いとは言えないのが今のご時世ですので、利用する場合は在籍する会社の財務状況等にも常に目を見張っていないといけないのかもしれません。
マイナス面を語り出したらきりがありませんよね。
最悪な事態は想定しておかないといけませんが、実際にそうなる確率は低いでしょう。
安全に高金利でお金を増やしたいと願うのは誰しも同じです。
会社に社内預金がある場合はぜひ活用してみてはどうでしょうか?