資産倍増!お金を2倍に増やす基礎知識、元本2倍の近道は数字の72がキーポイント!

資産倍増!お金を2倍に増やす基礎知識、元本2倍の近道は数字の72がキーポイント!
目次
お金が倍にするには何年かかる?
お金はいくらあっても邪魔になりませんが、思ったように溜まらないのが貯金です。
私の周りでは「今ある資産を2倍にしたい!」「老後の資金が貯めれるか心配。。。」という悩みや相談がとても多いのですが、資産を増やしたいとは思っているけどそのやり方が分からないので、老後に資金が不足するのではと不安にかられてみえる様子です。

資産を増やすにはリスクも伴いますので、どのように資産運用したらよいのか分からず足踏みしている人は、元金を2倍に増やす法則を知ることから始められるとよいでしょう。
では、資産形成を通じて「元本の2倍」までお金を増やすのは、どれくらいの難易度でしょうか?
初心者には掴みづらい感覚で、それを何の指標もなく会話の中で言葉で伝えるのは難しい話です。
そこで知っておきたいのが、「72の法則」です。
72の法則を使うことによって、元本を2倍にするのに何年かかるのか簡単に分かります。

資産を増やしたいなら72の法則は押さえておきましょう!

これから投資を始める方にオススメの情報じゃの~
元本2倍の期間を知るための計算式
「72の法則」は、資産を2倍にするために必要な期間や金利を求める時に用いる法則です。
計算式は簡単で、以下の公式に当てはめて、お金を2倍にするために必要な期間を計算します。
「72÷金利(パーセント)=お金が2倍になる期間(年)」
例として、金利3%の資金でお金を運用した場合、何年で2倍になるか計算してみましょう。
計算式にあてはめると「72÷3=24」となります。
どういうことかというと、元本を2倍にするには、約24年必要なことが分かります。
このように想定する運用利回りが決まっている場合は、元本が何年で2倍になるのかこの数式にあてはめれば簡単に計算することができるのです。

お金が2倍になる期間が計算できた!

安全に資産を増やすのには時間がかかるの~
利回りを計算したい場合は計算式を少し変えれば金利を算出することができます。
その場合も「72÷お金が2倍になる期間=金利」と計算式はいたって簡単です。
元本を10年で2倍にしたい場合は「72÷10=7.2」と、年7.2%の利回りで運用する必要があることが分かちます。
さすがにそれは無理っぽいなと思う場合は、期間を20年に設定すれば「72÷20=3.6」となり20年で元金を倍にしたい場合は年3.6%の利回りが必要となるのです。
つまり元本を短期間で倍増したいほどに必要な利回りは大きくなるのです。

しかし、当然ながら利回りが大きくなるほどにリスクを取って利益を狙えるような商品に投資を行う必要があります。
ハイリスク、ハイリターンという言葉がありますが、利回りが大きければ大きい程にこの言葉が当てはまってくるでしょう。
この計算式で使用する金利は、複利であることが前提です。
複利について詳しくない方も多いかと思いますので、複利についても詳しく解説していこうと思います。

高利回りにはリスクが付き物です!
複利は雪だるま式に増えていく
利息の計算方法には、単利と複利の2種類があることをご存じですか?
「そんなの知ってるよ!」という人も多いかと思いますが、2種類の利息の違いを分かりやすく説明していこうと思います。

小さな雪玉を転がしていくと玉がだんだん大きくなっていきます。
複利はそんなイメージで時間をかければかけるほどにお金は雪だるま式に増えていくのです!
こうやって単利と複利を見比べた時に、複利の方が資産倍増には適していることが分かります。

複利の方が得じゃの~

こんな違いがあるなんて知りませんでした!
単利と複利の投資例
投資初心者の方でも、複利と単利の違いとその特徴を知るとその後の投資で何をすればよいか見えてくるのではないでしょうか。
効率的にお金を増やすにはどうすればよいのか、そのヒントがここには隠されています。
例:仮に100万円を投資した場合
複利の場合
年利が1%の場合、複利であれば1万円のリターンをそのまま翌年の投資元本に回すことで合計額は101万円となります。
その翌年は101万円に年利1%が掛け合わされるためリターンは1万100円となり、これを何年も繰り返すことで得られるリターンがどんどん大きくなるのです。
単利の場合
単利では当初の元本に対してのみ利益が発生します。
なので、時間が経過しても常に毎年1万円ずつしか増えません。
同じ金利1%でもこうやって複利と単利を見比べてみると年数が経つほどに金利の差は広がっていくのが分かります。
複利の効果は投資期間が長ければ長いほど大きくなりその真価を発揮します。
資産形成においては長期投資が重要といわれている理由はここにあるのです。

単利と複利の違いを理解していないと大損するニャ!

資産倍増が目的なら、複利を上手に活用しましょう!
時間を味方につけて低リスクで資産を増やそう
まとまったお金のある人はよいのですが、無理なく資産運用する場合は毎月2~3万円を積み立てが無理なく現実的なのではないでしょうか。
そういう私は毎月2万円ずつの積立投資を行っております。

時間をかけて資産を増やす場合
仮に年利3%の商品に投資を行った場合、投資期間10年で貯められる金額は約280万円になります(年1回の複利計算)。
ここからの金額にも注目して欲しいのですが、投資期間を30年に伸ばした場合、毎月2万円ずつの積立投資で貯められる金額は約1,165万円になります。
小さなことからコツコツと、毎月2万円ずつ積み立てするだけで30年後にそれだけの金額が貯まるのです!
時間を味方につけた場合は無理なく低リスクで資産を増やすことが出来るのです。
短期間で資産を増やす場合
「30年なんて待ってられない!」「1165万円を同じ条件で10年で積み立てたい!!」と考える人も多いことでしょう。
年利3%、投資期間10年間でこの金額を達成するためには月々8万円以上の積み立てが必要になります。
長い人生ではいろいろやりたい事も多く出費もかさむので、毎月8万円の積み立ては私には無理かな。
積み立て金額の設定はその方の収入レベルにもよりますので、月に40~50万円稼がれる高給取りの方は月々8万円の積み立て投資に挑戦されてもよいのではないでしょうか。
月収が手取り20万円と今はまだ収入が少ない方は毎月8万円の積み立てなんて自殺行為ですので絶対にやめましょう。

無理なく計画的にいきたいの~

何に使いたいかが問題で、老後の生活資金として安全にお金を増やしたいのであれば、30年という時間もそれほど苦ではないですよね。
リターン(分配金)も再投資に回そう
複利の素晴らしさは理解して頂けたのではと思いますが、それ以外にも投資には旨味があるのです。
投資信託には利益の一部が還元される「リターン(分配金)」という仕組みがあるのをご存じでしょうか?
リターン(分配金)とは、投資信託の運用によって得られた収益の一部を、投資家に現金で分配することです。
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何を目的に投資するかが大事であり、あなたの目的が資産を増やすことであるなら、複利の効果を増幅させた方がよいでしょう。
投資を行うにあたって、みなさんの一番の目的は資産増幅でしょうから、リターンは可能な限り受け取らず再投資に回すと、後々の資産増加のスピードアップに繋がります。
リターンを再投資に回すということは、利益が出る度に資産規模が大きくなり、前述した複利の効果を最大限に活かせるのです。
ご高齢になり年金生活に入ってしまった方など、生活費としての収入があった方がよい場合もありますので、定期的に分配金を受け取るという選択肢が間違っている訳ではありません。
あくまでも自分の年齢や生活スタイルに合わせて、分配金を受け取るかどうかの判断を行うとよいでしょう。
先ほど紹介した例でご説明致しますと、100万円の投資で得られた1万円を再投資に回すことで、翌年度は101万円に対して1パーセントの利益が得られるのです。
余裕資金で資産運用は行う訳ですが、投資に回す資金は少しでも多い方が、のちに受け取る複利も大きくなるのは必然です。

資産倍増が目的なら、リターンも再投資に回すことをオススメします!

生活資金に余裕がない方は無理しないでくださいね!
借金と複利の関係性
資産形成において複利はお金を増やす強い味方となってくれます。
しかし、複利はお金を借りる場合にも、マイナスの影響を及ぼしてしまうので注意が必要です。
消費者金融などでお金を借りられたことのある方は分かると思いますが、年利15%とか高金利でお金を借りた場合、利息の返済がとても大変です。
どれだけ大変なのか、返済額への影響については、72の法則を使って算出できます。
年利15%で、金融機関から100万円を借りた場合、返済しなければいけない金額が2倍になる期間は次の通りです。
72÷15パーセント=4.8年
こうやって数字で表すとその利息に驚くのですが、借りた金額は5年間で約2倍にまで増えます。
南の帝王という漫画の話ですが、闇金で10日で1割なんて利息でお金を借りたらと思うとぞっとしますよね。

毎月返済を行うのが普通ですから、通常は5年で2倍なんてペースで増えることはないのですが、お金に困っている場合は返済が終わる前にまた借りたりして元本がなかなか減らないこともあります。
これは、借金をする人はずっと貧乏、お金持ちは資産が増え続けるという世の中の縮図です。

借金はしないに越したことはありませんね!

資金が潤沢だとお金を貸すだけで儲かるのね。
1%の差が「36年」の差を生む
1%と2%の金利ではそれほど差がないように思いがちですが、時間軸を長くすると、実際にはとんでもない差が生まれます。
72の法則を用いて計算すると、金利1%で資産運用した場合は、約72年で資産が倍になります。(72÷1=72)
では、2%で資産運用した場合はどうでしょうか?
金利2%で資産運用した場合は約36年で資産が2倍になります。(72÷2=36)
数式に当てはめて計算するって大事ですね、たった1%運用利回りが違うだけで、資産の増え方に36年も差がついてしまいました。
長期・分散・積立を前提とする個人の資産形成では、一度購入した商品を頻繁に売買する機会は殆どありませんので、最初の商品選定しだいで、お金の増え方は大きく変わるのです。
資産形成でお金を増やしていくためには、数十年単位の時間がかかることを理解する必要がありますが、安全に資産を2倍に増やしたい場合には時間を味方につけることが資産倍増の一番の近道となるのです。
若い方ほど早めにこの事実に気が付いて、大事な資産を増やすための取り組みをして欲しいなと思う次第です。