自宅で手軽に節電対策!エアコン代を大幅に安くするコツと意外な盲点とは
自宅で手軽に節電対策!エアコン代を大幅に安くするコツと意外な盲点とは
目次
エアコンの電気代はいくら?
エアコンの節電対策の前に、エアコンの電気代が実際にどれくらいかかるのか知っておきましょう。
エアコンに限らず、基本的に電気代は以下の計算式で計算することができます。
消費電力(kW)× 使用時間(時間)× 自宅の電気代単価(約28円)=1日の電気代
この計算式をもとに8畳用のエアコン(消費電力595W)を設置して、10時間使用したと仮定して計算してみましょう。
0.595kW × 10時間 × 28円 = 166.6円
計算式にあてはめると、約167円という結果になりました。
これだけ見ると高くない金額にも思えますが、1週間つけっぱなしで計算した場合は、なんと2,856円になります。
1カ月は4週あると仮定して考えると、ひと月のエアコンの電気代は単純計算で約11,424円となります。
まあ、ずっとエアコン付けっぱなしで生活している人も少ないでしょうけど、積み重なるとエアコンの電気代もバカにならないということを知って欲しいと思いますは料金をざっくり計算してみました。
基本的にエアコンのW数は、対応の畳数に応じてワット数が高くなる仕組みとなっています。
そのため、より広い部屋へ冷暖房できるエアコンほどW数も上がり、それに伴ってエアコンの電気代も高くなるということになります。
電気代は積み重なると大きいです!
電気代も今後は値上がりしていく可能性が高いニャ!
ご家庭でできる節電への一工夫
「家庭でできる節電対策」ということで、私たちの生活には欠かせない存在となっているエアコン暖房の使用時に節電効果を高める方法をまとめていこうと思います。
節電の知恵を知ってお得に生活しよう!
わしも節電したいと考えていたんじゃ!
エアコン暖房の節電方法
では、エアコン暖房の節電方法についてご説明致します。
少しの気遣いと行動で節電になるのですがら、やり方を知って上手に電力と付き合いましょう。
設定温度と風向き
エアコンの設定温度は20度を目安にしましょう。
スイッチをオンの際には、ルーバーは下向きにすると良いでしょう。
環境省が推奨する暖房の設定温度の目安は、「20℃」です。暖房時の設定温度を1℃低くするだけでも約10%もの消費電力削減となり、さらにはCO2発生も削減され、地球温暖化防止につながります。
今年は特に寒さが厳しかったですよね。
寒くなるとついつい26℃、27℃と設定温度を高くしがちですが、これから解説する節電方法を実践すれば20℃でも十分に暖かく過ごせます。
特段理由がない限りは、環境省が推奨する20℃に設定するのがよいでしょう。
暖房時にルーバーを下向きにする理由
エアコン暖房は「下向き」が基本です。
エアコンの暖房をつける場合に下向きに設定する理由は、暖かい空気は上昇しやすく、部屋の天井にたまりやすいからです。
エアコンの暖房の風向きを水平や上向きに設定していると、下に暖かい空気が届かず足元が冷えてしまいます
私も「節電するにはどうしたらよいのだろう?」「エアコンを利用する時に何度に設定するべきなんのかな?」と考え込んでいた時期があったのですが、設定温度は20度にするのがベストです!
これは知ってさえいれば誰でも簡単にできる節電方法なのでぜひ実践してみてください。
設定温度を20度に保つくらいなら私でもできそう!
フィルターの清掃
フィルターは月に1〜2回程度の清掃をしよう
エアコン本体前面にある「フィルター」が汚れていると余計な電力を使用するのは何となく理解されている方が多いと思いますが、めんどくさくて後回しにしがちな部分です。
「フィルター」を定期的に掃除することが節電につながりますので必ずフィルターの掃除はやりましょう。
目安としては「2週間に1度」掃除できるとベストです。
環境庁の調査結果では、フィルターを掃除することで、冷房時には約4%、暖房時には約6%の消費電力の削減になるそうです。
こまめにフィルターの掃除をしましょう!
室外機の環境整備
室外機の周りを整理して、空気の通り道を確保する
屋外に設置されている「室外機」も、汚れていたり、周囲が物で塞がれていたりすると余計な電力を使用してしまいます。
室外機はフィルターのように頻繁に掃除する必要はありませんが、冬にエアコンを使いはじめるタイミングで一度掃除しておくのがよいでしょう。
南方に住んでみえる方はあまり気にされないかもしれませんが、北国など雪深い地域では大雪などで室外機が雪で隠れてしまうことがあります。
そうした場合は雪かきなどして、室外機の空気の通り道を確保しなくてはなりません。
室外機の掃除は見落としていました!
そういえば、エアコン設置してから一度も掃除していません💦
空気を循環させる
サーキュレーターなどで室内の暖かい空気を循環させよう
エアコンを使用して節約を考えている場合はサーキュレーターが適しています。
サーキュレーターは直線的な強い風を起こして空気を循環させ、部屋全体の温度を均一にします。
冷たい空気は下に溜まり、逆に暖かい空気は上に停滞しがちですが、これをサーキュレーターでかき混ぜることで、部屋の温度差を減らします。
冷房だと今までよりも高い温度で使用できるようになり、暖房なら逆に低い温度で利用できるようになります。
冷房は温度を低くするほど電気代が上がり、暖房は高くするほど電気代が上がります。
エアコンとサーキュレーターをうまく併用すれば、電気代の節約にもつながります。
空気を循環させるとよいのね!
扇風機よりサキュレーターが適しています!
加湿器を利用する
加湿器などを使用して湿度を高め、体感温度を上げるのも効果的です。
体感温度は気温と湿度が関係しています。
真夏に気温が高くても湿度が低ければ不快さは減りますし、真冬に気温が低くても湿度が高ければ寒さを感じにくくなります。
同じ室温でも湿度が30%と60%の場合、60%の方が体感温度は約1.7℃高いそうです。
加湿器で適度な湿度を保つことで暖房の設定温度を下げても寒さを感じにくくなるので、省エネにつながります。
体感温度大事だニャ!
部屋を暖かく保つためのひと工夫
自然の力を生かすことも重要で、窓から太陽の熱を室内に取り込むなど、ひと工夫するとエアコンの設定温度を上げなくても過ごしやすくなります。
太陽の光が差している時には、日光浴するような感覚で日の光を浴びて生活していると健康にも良いのでぜひ太陽の光を取り入れてみてください。
窓やドアなどへの「断熱対策」はとても重要で、実践することで外気の侵入を防ぎ、室内の暖かい空気が外に逃げにくくなりますので、エアコンの設定温度を上げなくとも暖かい部屋を保つことができます。
太陽光は無料なので有効に活用しましょう!
わしは日向で昼寝をするのが好きなんじゃ!
エアコンを20度にすると節電対策になることは分かったと思うのですが、こういった工夫をしないとただ温度が低くなっただけで寒さに震えながら生活することになってしまいますよね。
なので、しっかり断熱対策を行いましょう。
断熱対策としては、次のようなものが挙げられます。
室内外の冷気や熱の約50%は窓から流出していくといわれているので、窓の断熱対策は効果的です。
窓ガラスを「断熱ガラス」や「複層ガラス」に取り換えるのは少々出費がかさむので手を出しにくい断熱対策と考えがちですが、一軒家の場合だと、長い年月の暖房代を考えればその費用はいずれ補ってしまえるでしょう。
目先の金銭のことだけではなく、10年、20年その家で過ごすことを考えた時には有効な手段だと思います。
冷気の侵入を防ぐのも大事だニャ!
断熱対策は万全にしました!
まとめ
私は一軒家に住んでいるので冬場は寒く、自宅ではもっぱら石油ストーブ派なのですが、マンションやアパートなどの集合住宅ではエアコンだけで十分な場合が多いです。
そういう私は、仕事場が賃貸マンションなので賃貸物件では真冬でもエアコン暖房のみで過ごしています。
一軒家に比べるとアパートやマンションは上下左右に人が住んでいる場合が多く、その加減なのか寒さを感じにくい構造になっているように感じます。
寒さを感じにくいとは言っても、真冬の集合住宅はやはり寒いです。
電力不足が起こりニュースで話題になる昨今では、手軽にできるご家庭でのエアコン暖房の節電方法について知っておい方がよいでしょう。