賃金引き上げ【介護職・保育士・看護師】5000~1万円/月、22年2月にも開始

目次

首相は賃金引き上げに前向き

9日開かれた「公的価格評価検討委員会」の初会合で、岸田首相は介護職や保育士、看護師らの賃金引き上げについて「最優先課題だ。春闘に向けた議論に先んじ、経済対策で必要な措置を行い前倒しで実施する」と述べました。

実施時期については、来年初頭の春闘が本格化する前の実現に意欲を示しております。

開始時期は早ければ来年2月からとなりますが、本決まりになるのはもう少し先ですね。

金額は月給で5000円~1万円程度引き上げる方針です。

これらは年内には方針が決まるのではと思われます。

ひろと

頑張っている労働者への賃金UPはぜひ行って欲しい政策です!

ムギ

社会的に必要な業種にお金が回るようにして欲しいニャ!

分配重視の政策の恩恵を受ける職種とは?

介護や保育、医療サービスの対価は公的に価格が決まるため、人手不足でも賃金が上がりにくい。

超高齢化社会の現代では必要な人材のはずなのに、賃金は低いように思いますので、こうやって国が手動で動いていくことは大変よいことですよね。

自民党は分配重視の政策を進める姿勢を打ち出しております。

分配重視の政策

◯介護職の処遇改善

◯民間企業の賃上げ

◯非正規の女性が多く働く医療・福祉分野の処遇改善

◯幼稚園教諭の賃上げ

この辺りのテコ入れをすることで、人手不足の解消や格差是正につなげる狙いもあります。

一般労働者の賃金の推移

平成30年の賃金は、男女計30万6200円(年齢42.9歳、勤続12.4年)、男性33万7600円(年齢43.6歳、勤続13.7年)、女性24万7500円(年齢41.4歳、勤続9.7年)となっています。

賃金を前年と比べると、男女計、男性及び女性のいずれも0.6%増加となっている。

厚生労働省の資料より

では、介護施設職員、保育士、看護師の賃金はどうでしょうか?

月収は事業所や施設の都合でバラつきがあると思いますが、平均値を下記に書き出しておきます。

業種別平均賃金

◯介護施設職員…23万9800円

◯保育士…24万5800円

◯看護師…30万9100円

看護師は30万円オーバーなのでわりと高収入のように思いますが、代替えが効かない役割でありいろんなリスクを背負って働いてみえますので、もっと賃金を上げてもよいくらいだと私は思っています。

保育士より介護職員の方が賃金が低いのが意外ですが、どちらも仕事も肉体労働の大変さに見合わない低い賃金なのでもっと賃上げの政策は必要と言えるでしょう。

保育士は持ち帰り仕事も多く、時間外労働が常習化している職業であり、会社で終わらず自宅に持ち帰って無給で仕事をする保育士も多いです。

ここで注目したいのは、どの業種も国家資格を持っている専門職であるということです。

決まった報酬を保険者などに請求して、その中から給料として労働者に支払う訳ですから経営者も大盤振る舞いはできませんよね。

だからこそ、国が率先して賃金引き上げに協力しないといけないのです。

どの業種も無くてはならないものだからこそ、もっと優遇されるべきなのです。

かえで

みんな大変な思いをしながらも一生懸命働いてますよね。

仕事のモチベーションを上げるには

労働者のモチベーションを上げるには 賃金引き上げが一番です。

働きに見合うだけの収入が保証されるのであれば、必然的にその職種に優秀な人材が集まってくるばすです。

どの業種も肉体労働で思った以上に大変なのに、賃金はそれほど貰えないのでは人材が集まるどころか離職者の増加に繋がってしうでしょう。

製造業のように景気がよくなれば会社の収益が倍増するなどという事もない職種なので、労働者がいくら頑張っても賃金が上がる術がありません。

必要なところに優秀な人材が集まるように、国の制度から変えていく必要があります。

ひろと

賃金をたくさん貰えるなら今以上に頑張れるかも!

まさし院長

労働者が何の目的で働いているのかしっかり理解して欲しいです。

引き上げ資源について

引き上げの原資については、交付金として一定期間分を一括支給し、来年度後半からは介護サービスの対価として事業所が受け取る介護報酬を加算して引き上げる方針です。

ただ、財源を税金で賄うことによる国民負担増や、介護保険料引き上げにつながる可能性があります。

生産性のない業種なので、財源は国民の負担を増やしたり、介護保険料の引き上げに頼るしかありませんので、みんなで支え合う精神が必要になります。

ムギ

年収が高い人は負担が多くなるかもしれないニャ。

まさし院長

国、自治体、利用者、現役世代みんなで負担していくことになるでしょう。

まとめ

看護師、介護施設職員、保育士はみんなが安心して暮らすためな必要な人材ですが、仕事の性質上その努力と苦労が賃金に反映されにくいです。

私は仕事の関係で日常的に介護施設職員や看護師さんと会話をしたり仕事の様子をみているのですが、どなたも利用者さんの為に必死に働いております。

やりがいだけでは生活は出来ませんので、少しでもその努力が賃金に反映されると良いなと心から思います。

自公連立政権はこの度の選挙で大勝しましたが、その理由の1つとして今の境遇に満足していない労働者がそれだけ多いとも言えますよね。

各党の政策をみていると自民党が突出して労働者の境遇を改善するための理解があったように思います。

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