マイナンバーカードの更新手続きは簡単、有効期限、切れたらどうなる?
マイナンバーカードの更新手続きは簡単、有効期限、切れたらどうなる?
目次
有効期限切れに注意しよう
コンビニでの公的証明書の交付、「e-Tax」での確定申告のオンライン申請手続きなどに、マイナンバーカードを利用する方が増えています。
そういう私もコンビニでの公的証明書の交付をしたり、個人事業主なので確定申告時に「e-Tax」を利用して税務申請しております。
そんな便利なマイナンバーカードですが、電子証明書の有効期限切れで、マイナンバーカードが利用できないというトラブルも増えています。
そもそもマイナンバーカードに更新手続きが必要だなんて知らないという人の方が大半なのではと思い、ここでは、マイナンバーカードの電子証明書の更新手続きや更新期限について解説していこうと思います。
マイナンバーカードは更新が必要なのか!
マイナンバーカードを一度作ったら更新不要かと思ってました💦
マイナンバーカードの有効期限
マイナンバーカードは、券面に氏名、住所、生年月日、性別、マイナンバー(個人番号)と本人の顔写真等が表示される、プラスチック製のICチップ付きカードです。
本人確認のための身分証明書として利用できるほか、自治体サービス、e-Tax等の電子証明書を利用した電子申請等、様々なサービスにも利用できます。
マイナンバーカードは、一度作成したら永久的に利用できるカードではなく、有効期限が定められています。
マイナンバーカードに設定されている有効期限をまとめると、次のようになります。
カード発行時の年齢 | カードの有効期間 | 利用者証明用 電子証明書 | 署名用 電子証明書 |
---|---|---|---|
20歳以上 | 10回目の誕生日 | 5回目の誕生日 | 5回目の誕生日 |
15歳以上~20歳未満 | 5回目の誕生日 | 5回目の誕生日 | 5回目の誕生日 |
15歳未満 | 5回目の誕生日 | 5回目の誕生日 | ✖ |
カードの有効期限以外にも、「利用者証明用電子証明書」と「署名用電子証明書」の有効期限があります。
また、署名用電子証明書は実印に相当するため、15歳未満の方については、原則として発行されません。
まずは概要についてお話しておりますが、記事の後半では、署名用電子証明書の更新手続きについて実体験レポートをしておりますので参考にしてください。
5年ごとに更新があると覚えておきましょう!
車の免許更新みたいね!
電子証明書の更新
マイナンバーカードのICチップ内には、「利用者証明用電子証明書」と「署名用電子証明書」の2つの証明書が格納されています。
2つの電子証明書の有効期限は、発行の日から5回目の誕生日までとなっています。
マイナンバーカードの更新は期限を特に意識していなくても、有効期限が切れる2~3か月前に、「有効期限通知書」が自宅に送られてきます。
※電子証明書の更新は、有効期限の3か月前から手続きが可能です。
更新手続きは、本人以外の代理人申請も可能で、次のものが手続きの際に必要になります。
インターネットでの更新手続きができないため、住民票のある市区町村の窓口で手続きを行います。
有効期限が切れてしまうと証明書としての利用ができなくなってしまうため、忘れずに更新手続きをしておきましょう。
※有効期限が切れても再度申請し直せばよいだけですが、最初に行った申請と同じ手順を踏んで申請しないといけないので、更新手続きに比べると少しだけですが手順が増えて面倒になります。
窓口の混雑状況はマイナンバーが開始された当初にくらべたらだいぶ落ち着いてきましたが、日によっては混雑していることもあるかもしれません。
更新手続きは驚くほど短時間で終わりますが、時間には余裕を持って市区町村役場に出向きましょう。
ネットで気軽に更新とはいかないニャ!
住民票のある市区町村の窓口で手続きをするのね!
マイナンバーカード更新体験レポート
ここからは実際に私が市区町村役場に出向いて更新手続きした実体験をレポートしていこうと思います。
5回目の誕生日の更新手続きは驚くほど簡単に終わりますので、みなさんも必要な物(マイナンバーカードと2つの暗証番号)を用意してお近くの市区町村村役場まで出向いて更新してください。
私もマイナンバーカードの更新時期が来ました!
更新の手続き案内が届く
マイナンバーカードを申請してもう5年の月日が流れていたようで、私の自宅の郵便ポストに「更新の手続き案内」が郵送されてきました。
「更新の手続き案内」はマイナンバーの期限の3ヶ月くらい前に届くそうです。
更新手続きに必要な物が何なのか調べたところ、5回目の誕生日の更新手続きでは、マイナンバーカードと2つの暗証番号があれば大丈夫ということでした。
「更新の手続き案内」が郵送で届くので更新時期を忘れていても大丈夫です!
暗証番号が思い出せない場合
「5年前の事なので暗証番号が何だったか忘れてしまった。」という人は、 市区町村役場の窓口で暗証番号の再設定をする必要があります。
※暗証番号の再設定はオンラインでは出来ませんので、市区町村役場まで出向く必要があります。
暗証番号はマイナンバーカード申込時に「数字4桁」例えば「1234」「0909」などを設定している筈です。
もう1種類の暗証番号は「記号と数字を合わせた」暗証番号になります。
例えば、「wegr2342」「hoho8989」など何らかの記号と数字をマイナンバーカード申込時に設定した筈です。
「数字4桁」の暗証番号は思い出せても、「記号と数字を合わせた」暗証番号を思い出せない人が多いのではないでしょうか。
わしは暗証番号を覚えるのが苦手なんじゃ💦
暗証番号はキチンと管理しておかないと後で困ります!
5年目と10年目で更新のやり方が違う
記事の前半で詳しくご説明しましたが、マイナンバーカード発行の日から5回目の誕生日と10回目の誕生日では申請方法が異なります。
マイナンバーカードを取得して10年経過した場合には、初回にマイナンバーカードを申し込みした手順を踏んで、もう一度マイナンバーカードを申請し直す必要があります。
今回、私は「マイナンバーカード発行の日から5回目の誕生日」に当てはまり、マイナンバーカードの5年目の更新はいたって簡単でした。
10年目経つと風貌も変わりますからマイナンバーカードの写真は変えないといけないでしょうね。
市役所は空いてました
では、準備が整ったので市区町村役場に出向きマイナンバーカードの申請窓口に向かいます。
平日の朝型でしたので私の住む町の市役所は駐車場もガラガラで市役所自体も空いていました。
月初めに違う目的で市役所を訪れた時には激込みでしたので、日によって混雑状況は違うと思われます。
時間に余裕を持って行きましょう!
マイナンバーカードの更新手続き
整理番号を発券して待っていると、30秒くらいで自分の順番が訪れました。
この日の市役所は空いていたので、順番が来るのが早すぎて逆に慌てたくらいです。
市役所職員のマイナンバーカードの担当者と向かい合う形で更新手続きが始まります。
持参したマイナンバーカードを職員に渡して、職員の指示に従って暗証番号を用意されている端末に必要なところで入力するだけで更新手続きは終わります。
職員の方の指示にしたがって「4桁の暗証番号→アルファベットを含む暗証番号→4桁の暗証番号」という順番で暗証番号を入力します。
※「数字4桁の暗証番号」と「アルファベットを含んだ暗証番号」の2種類の暗証番号が分かっていないと申請が出来ませんので注意してください。
暗証番号が分かれば、あっという間に終わりそうじゃの!
端末はWacom製で使いやすい
余談ですが、私が出向いた市役所の端末は高級ブランドのWacom製でしたので、操作がとてもしやすかったです。
Wacomはお絵描き端末としては高級ブランドとして有名で、私の地域の市役所がこれを導入していたことに少しほっこりした次第です。
Wacomの端末を知っている私にとっては嬉しい出来事でした。
手続きは完了しました
手続きが終わりましたら職員の方から 申請手続きの控えがいただけますのでそれを保管しておきましょう。
特に失くしても困らない用紙ですが、一応控えとしてどこかに大事にしまっておくとよいのではと思います。
このあたりは気持ちの問題ですね。
申請手続きの控えは大事に取っておこう!
まとめ
ちなみにこの更新をしたからといって、マイナポイントなどが何かもらえるわけではありません。
2回目以降の申請はポイントの付与はなくただ更新をするだけですが、マイナンバーカードはこれから活用の場が増えますので、5年更新を忘れずにしていきたいですね。
私は毎年確定申告で使用しますので重宝しています。
もう少しすると、病院でもマイナンバーカードが普通に使えるようになるでしょうから、マイナンバーカードを使用する機会は少しづつ増えていきそうですね。
また、新型コロナの蔓延以降は給付金や支援金を受け取っている私にとっては、いずれ受け取り口座を紐付けしてそこに振り込んでもらうという流れになるので、マイナンバーカードはそこでも活躍しそうです。
こうやって自分の身近な生活にマイナンバーカードは溶け込んでいくのでしょうね。
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