健康保険証はいずれ原則廃止、マイナカードと一体化を政府は検討
健康保険証はいずれ原則廃止、マイナカードと一体化を政府は検討
目次
健康保険証はどうなる?
政府は6月にまとめる経済財政運営の指針「骨太方針」に、健康保険証をマイナンバーカードに一体化させる「マイナ保険証」の利用を促すことで、将来的に現行の保険証の原則廃止を目指すことを明記する方向で検討に入りました。
これはある程度予測できたことですが、保険証は原則廃止され健康保険証と一体になるということは、今後はマイナンバーカードを持っていないと医療機関へ受診する時に困った事態になりそうですね。
私は1年前に健康保険証とマイナンバーカードの紐付けは済ませておりますのでいつ切り替わっても問題はないのですが、マイナンバーカードを作ることを拒否している方々にとっては、「任意ならマイナンバーカードは作らない!」と突っぱねていられなくなりそうです。
将来的に現行の保険証の原則廃止を目指します!
政府は本気を出して動いてきたの~
データヘルスとしての位置づけ
マイナ保険証は政府のカード普及策の一つで、患者の健康情報を治療に生かす「データヘルス」の基盤として位置付けます。
医療機関でマイナ保険証を読み取り機にかざせば本人確認ができるのでとても便利です。
医師らが患者の同意の下、薬の処方歴や特定健診の結果を見て治療に生かせることが可能となります。
窓口での限度額以上の医療費の一時支払いが不要になります。
マイナ保険証は実はとっても便利なんです!
マイナポータルも上手く活用したいですね!
進まぬ読み取り機の導入
この仕組みを使うには、医療機関が読み取り機などを設置する必要があるのですが、現状は読み取り機の設置を先延ばしにしている医療機関が殆どです。
私が通っているクリニックでも当面は読み取り機の導入の予定はない様子です。
6月にまとめる経済財政運営の指針「骨太方針」ではこの読み取り機の導入に関しても何か特典を付けたり助成金などを出すのか注目したいところです。
いずれは健康保険証は廃止となると明言したのですから、医療機関側もそろそろ重い腰を上げないといけない時期なのかもしれません。
医療機関で利用したくても、現状は読み取り機を導入していない医療機関が殆どです!
読み取り機の導入を心待ちにしているニャ!
まとめ
マイナンバーカードを普及させる為には、いろんな機能をマイナカードに集約していく必要があるとともに、健康保険証のような既存のやり方は廃止していく必要がありますよね。
変化を嫌う一般市民は多く、健康保険証が使えるなら大多数の受診者はマイナーカードの提示なんてしないだろうし、医療機関側も声氏が重いのも分かります。
そんな状況を打開する最善の方法として、「いずれ健康保険証は廃止するのだろうな。」というイメージは以前からありました。
政府がマイナンバーカードについて本腰をあげて取り組んでいく以上、まだマイナンバーカードを作っていない人は早め作っておくとよいのではないでしょうか。
健康保険証との紐付けはとても簡単なので、マイナンバーカードを作ったら健康保険証との紐付けもついでに済ませていまいましょう。