海外旅行「円高」と「円安」どちらがお得?安く旅するコツを教えます!
海外旅行円高と円安どちらがお得?安く旅するコツを教えます!
目次
お得に海外に旅に出よう!
海外旅行をする時に「円」と「ドル」などの「為替レート」の動きを把握することで、お得に旅行が楽しめるのですが、みなさんはご存じでしたでしょうか?
旅行を計画している時に「お得に海外旅行がしたい!」「海外で安くブランドバックを買いたい!」と思うのは至極当然のことかと思います。
そういう私も以前に韓国、グアム、イタリア、フランスなどを旅した経験があり、海外旅行をするきっかけは「今は海外旅行に安く行けるから行かないと損だよ!」という友人との会話でした。
今回は海外にお得に旅行するための基礎知識をまとめていこうと思います。
お得に海外旅行とか憧れる♪
せっかく海外に行くなら安く行きたいわね!
円高・円安と為替レート
海外に旅行に行った時には、日本円を旅行先の国のお金に替えて買い物などをします。
ただ、世界各国の通貨の価値は為替レートという違う種類のお金の価値を決める基準を元に決められており、その時の景気や社会情勢によって大きく変動します。
「円高」「円安」という言葉を聞いたことはありますか?
海外のお金から見た日本円の価値の変化を為替レートの変化により「円高」「円安」という言葉で表します。
外国ではそれぞれの通貨があり、旅行先で買い物などを楽しみたい場合は、円を入国した国の通貨に両替する必要があります。
アメリカ「ドル」、ヨーロッパ各国「ユーロ」、ロシア「ルーブル」、中国「元」などそれぞれに独自の通貨を持っています。
最近通貨で大きな変化があった国といえば、中米の太平洋に面した小国エルサルバドルで、2021年9月7日から暗号通貨ビットコインを法定通貨として採用しはじめました。
ビットコインが通貨になる時代が来るとは夢にも思いませんでしたが、実際にエルサルバドルでは通貨としてやり取りがされているのですね、ビックリです!
暗号資産については今回解説しませんので、エルサルバドルの話は置いておいて、各国の通貨ごとに日本円との価値を比較する為替レートがあり、日本円の価値が高い時に現地のお金に両替すると得をして、日本円の価値が低い時に両替すると損をするという仕組みなのです。
暗号資産が通貨なんてエルサルバドルは最先端を行っていますね!
時代はどんどん変化していくの~
円安では海外旅行を控えよう
では、この記事を書いている2022年4月の社会情勢を元にして、円安の時に海外旅行に行くべきなのかどうなのか解説していきます。
結果から申し上げますと、円安の時に海外旅行に行くと損をします。
下の写真はユーロ/円の為替レートの日足を切り抜いた物なのですが、2022年4月現在では大きく円安に動ているのが分かります。
世界的に社会情勢が悪化している時には大きく円安に動くことがあります。
新型コロナの蔓延もあって入出国が制限されており外国には行きずらい環境にあるのですが、その地政学的リスクを除いてもこの”円安の時期”に無理して海外に出掛けるメリットは薄く、現地では日本円の価値が低いのでせっかく海外旅行に行ったのに”お金を使っただけ損をする”ことになってしまいます。
リアルの感じる円安の日本では、国内の経済状況も悪化の一途をたどっており、仮に新型コロナが治まったとしても積極的に海外旅行に行こうとも思いませんし、そんな資金的な余裕はありません。
なので、今回に限らず円安の時には経済面で海外旅行に行けない、旅行どころじゃない環境が出来上がっているのかもしれません。
円安では国内も物価が上昇して生活がしずらいニャ!
円安では海外旅行に行かない方が無難ですね💦
円安はデメリットばかりじゃない
海外旅行だけのことを考えると円安はデメリットでしかないのですが、円安になることで輸出関連銘柄は差益が生まれ企業が潤います。
円高とは、円の他通貨に対する相対的価値、言い換えると、円1単位で交換できる他通貨の単位数が相対的に多い状態のことです。
それとは反対に、円安とは、円の他通貨に対する相対的価値(円1単位で交換できる他通貨の単位数)が相対的に少ない状態のことです。
例えば1ユーロ100円を基準として、1ユーロ80円だと円高、1ユーロ120円だと円安となります。
なぜ円安になると輸出関連企業が潤うのかはここでは軽くしか説明しませんので、詳しく知りたい方は、「円高メリット株・円安メリット株とは?為替差益を利用して儲けよう!分かりやすく解説」の記事をお読みください。
この為替レートの変化を生かして「外貨預金」などの資産運用をしてみえる方もポジション次第で儲けることが可能です。
「外貨預金」は日本円が高い時に海外の通貨に両替してたくさんの外貨を手に入れておき、外貨が高くなった時に日本円に戻し、より多くのの日本円を手に入れることで利益を出すことができます。
この方法を利用すると海外旅行で使えるお金を増やすことができます。
円安で儲かる企業もあるんじゃの~
外貨預金使えそうですね!
円高の時に海外旅行をしよう
円高と円安の仕組みが分かると、海外旅行に行くベストなタイミングが分かります。
そう、海外旅行は円高の時に行くと得をするのです!
海外旅行に行くなら円高のタイミングがお勧めで、円高を利用して海外旅行をすると旅費を抑えることができ、買い物もお得にすることができます。
為替レートは刻一刻と変化しています。
しかし、その細かい動きに合わせて旅費やホテル代、現地の物価が急激に変わる訳ではありません。
円高の時に何度か海外旅行に行きましたが、私の率直な感想としては物がホントに安く買えますし、ホテル代や飲食店もお値打ちに利用することができます。
お金の価値はその時の社会情勢によって変化しますので、為替レートが上がっているか下がっているかによってお金の価値も変化するのです。
円安を利用して、日本円の価値が高い時に旅行先の国でお金に替えることが出来れば、旅行先で使えるお金をより多く手にすることができるのです。
海外旅行は円高の時に行くのが正解なのね!
円安の時は世界経済も安定しているので旅行しやすいかも!
クレジット決済に注意しよう
旅行先の国では「現金」でお金を支払うことをオススメします。
クレジットカードは幅広い国で気軽に使えて便利なのですが、クレジットカードは買い物をしたタイミングで決済されないので注意が必要なのです。
クレジットカードを利用した場合、海外の会社から請求された日の相場で計算させるため、為替レートに時差が生じます。
購入時は円高で“安い”と思って喜んで購入したブランドバックが、その後、円安が進み請求時に日本円ベースで“高くなってしまう”こともあります。
そんなことも無いとはいえませんので、海外旅行先で買い物をして円高で得をしたい場合は「現金」で支払った方が損をしにくくなります。
外国での支払いは現金がお得だニャ!
知らずにクレジット決済すると損しますね!
円への両替時に少しだけ得をしよう
海外旅行で使用した通貨は日本に戻り日本で使用したい場合は、残った外貨を日本円に両替する必要があります。
思いでの品として旅行先の国の外貨をコレクションしておいても良いのですが、為替レートを上手に生かすことで少しだけお得感を味わうことも出来ます。
帰国時の両替では旅行時とは違い、「円安」を利用することで得することができます。
どういうことか説明するとドル/円の場合、為替レートが1ドル120円より、1ドル130円の時の方が、それだけ日本円をたくさん手にすることができるのです。
この方法は、手持ちの外貨を急いで両替する必要がない時や、高額の外貨が残っている場合にのみ利用しましょう。
旅行先では現地で使うお金を計算し調節しながら外貨に両替するため、実際に持ち帰る外貨は高額ではないことが殆どです。
なので、帰国時の両替では為替レートをそれほど強く意識する必要はないと言えます。