大型【液タブ】をお得に買う方法!高性能で使いやすいはあたりまえ!
目次
液タブの選び方を知ろう
パソコンでお絵かきがしたい!
紙に絵を描くのもよいのですが、最近の流れとしては描いた絵をTwitterにあげたり、YouTubeと連携したり、私のようにブログの挿し絵を作成したりとアナログからデジタルへの移行が急速に進んでいるように感じます。
若者なら専用の機材を揃えてイラストレーターなどプロへの道に進むことを夢見て勉強される方も多いのではないでしょうか。
そういう私は趣味のブログに何か挿し絵を入れたいなと思い、忙しく仕事をこなす中で、ここ数年は沸々とイラスト描きたい欲が芽生えておりました。
そんな中、新型コロナウィルスの影響で本業の仕事は激減してしまいました。
これはとても困った事態です。
仕事が減り収入が減少したのは辛いですが、その代わり趣味にかける時間が増えました。
この1年でデジタル環境をいろいろ整えてきましたが、最後の最後まで悩んだのが液タブです。
簡単そうで選び方が難しいのがこの液タブなのです。
でも、知識をつけていくとどのように選べばよいのか段々分かってきます。
今回は初心者でも分かりやすいように液タブ選びのポイントをご説明していこうと思います。
板タブは使いにくいので、今回は説明と比較からは外します。
素人が板タブに慣れるには時間がかかり過ぎるというデメリットは大きいので私好みではありません。
どうしても予算に余裕がない人以外は液タブを選びましょう!
「中古」と「新品」選ぶならどっち?
まず考えないといけないポイントとしては、「中古」か「新品」どちらを買うのかです。
何を買う場合も同じなのですが、同等の品質の物を半額以下で買うというのが私のポリシーです。
私が最初に目をつけたのはWacom(ワコム)の液タブなのですが、実際に22インチと画面が大きくて書きやすいものを買おうと思うと12万円近くするんですよね。
このとき品定めしていたのはWacom Cintiq 22 (DTK2260K0D)¥121,000 (税込)です。
高性能なWacom Pro Pen 2がついてるのが嬉しいですよね。
このペンはホントに使いやすいです!

プロを目指される方や漫画を書く目的だとか、仕事に生かせる環境にある方ならこれくらいのスペックがあった方が良いと思いますが、素人に毛が生えた程度の私には正直結構高いなと感じました。

そんな中で何が安いのか、どれを選ぶべきなのかを真剣に考えて探してみました。
予算を決めよう
ビックカメラで最初に液タブを触った時に一番使いやすく、高額な中でも比較的値段も手頃だなと思ったWacomの液タブは12万円以上しましたので、その半額以下の5万円くらいなら買いたいなと購入の目安の金額を決めました。
ただ、値段を抑えた場合に性能と品質がどうなるのか、そこが一番心配なところでした。
値段は抑えたいけど、精密機械なので性能と品質は抑えたくないですよね。
高性能で使いやすくお得に買える液タブを探そう!
これが今回の液タブ探しのキーワードです。
結論から言うと、今の時期だと中古品を買うのは損なのではないかなと思います。
なぜかというのは記事を最後まで読んでいただければ分かると思うのですが、私は最終的な結論として高性能で大きな画面の新品を5万円以下で購入しました。
iPadではダメなの?
簡単なお絵かき程度であればiPadで十分だと思います。
しかし、本格的に絵を描きたいのであれば大画面の液タブの購入をオススメします。
大きいというだけで描きやすさは全く違います。
大は小を兼ねますが、小は大を兼ねません。
「外出先でも絵を描きたいよー。」という人にiPadは向いているかと思います。
iPadを使用してみましたが、とても描きやすく使いやすく感じました。
液タブとパソコンを設定するのに苦手意識がある方もiPadなら購入してすぐにお絵かきできますのでよいかと思います。
液タブを使用する条件として最低限パソコンは持っていないと使えませんので、その辺りはしっかりと理解しておきましょう。
パソコンの性能がよくないと液タブ本来の力を引き出せませんので、パソコンの性能も意識して液タブを選びましょう。
高スペックの液タブを購入しても普通のノートパソコンしか持っていないとなると高い液タブを買ったのに宝の持ち腐れとなってしまいます。
私はCPUはcore i7 8700kのデスクトップパソコンを所有しており、それに液タブを繋げる予定です。

これ程の高性能でなくても良いのかもしれませんが、高いパソコンであれば液タブもそれなりに真の実力を発揮してくれるかと思います。
パソコンを持っていない方でYouTubeやゲームをiPadでやりたい方はiPadを買われるとお絵かきも出来て効率がよいのではないでしょうか。
フリマで値段を比較しよう
最近はヤフオク!、メルカリ、ラクマ、ペイペイフリマなど、個人間で売買ができる場所が増えましたね。
それだけに各サイトを比較検証して、欲しい中古をより安くお得に買うことが可能になりました。
個人の取引きで中古を買うときの最大の注意点でもありデメリットとして理解しておかないといけないことは、中古は保証がなく壊れても誰も責任を取ってくれない場合が多いということです。
パソコンの場合は専門的な知識がある方であればパーツを交換するなどして解決することも可能です。
ただ、液タブの場合はそれを分解して直せる一般人はあまりいないのではないかと思います。
壊れた液タブを直せるのはプロの職人さんくらいですよね。
全ての中古品がダメだと言っているわけではありません。
中古で安くてお得な液タブをフリマで見つけた場合には購入する対象になります。
現に買いたいなと思う液タブはいくつもあったのですが、どれもサイズが小さくて私の探している22インチの液タブとは違いました。
フリマアプリをこまめにチェックするとちょくちょく掘り出し物は出ています。
画面の大きさにもよりますが、中古で液タブを買う目安は2万から3万といったところでしょうか。
中古を購入される場合、いつ頃作られた製品かを考えると良いかと思います。
中古の液タブを 個人間で売買する時のポイントとしては、製品だけではなくその方の商品説明文をよく読み、どうして売りに出したのか、その経緯を理解すると良いかと思います。
「買ってほとんど使用しなかった。」「1年前に買ったが使わないので出品します。」などほとんど利用しておらず、一世代前ぐらいの液タブであればお買い得なのではないでしょうか。
反対に、「動作確認はしておりません」「ジャンク品」「難あり」「使用感がハンパないですが」「付属のペンは壊れて使えません」などの文言がある場合はスルーした方がよいかと思います。
1世代前など、などなるべく新しく、出品者も業者でない方が掘り出し物に出会いやすいし価値を見極めやすいと私は思っております。
液タブは欲しいと思って購入しても、設定にある程度の知識がいることや扱いづらさで最初の段階で挫折してしまう方が多いです。
なので、比較的新しいモデルなのに「買ったけど結局使わなかったから出品した。」という商品であればお買い得だと思います。
あと、付属品は必ず正規サイトと見比べて全て揃っているか確認しましょう。
「ヤフオクで思ったより安く落札出来たけど、届いてみたら高性能なペンは付いていなかった。」なんてことになったら悲劇です。
金額での目安をお伝えすると、4万円以上お金を出せる金銭的な余裕があるのであれば、4~6万円しますが、新品で購入することをオススメ致します。
あくまで私の価値観ですけどね。
年式が古い液タブには注意が必要
「買った当時は30万円以上したけどそろそろ買い換え時だから出品した。」という液タブについては少々警戒心を持った方が良いかと思います。
これは何故かというと、 Windows 7 、Windows 8には対応しているが Windows 10には対応していない場合があるからです。
公式のホームページからドライバーをダウンロードすれば解決する場合も多いですが、最悪、正常に動作しない場合があります。
後はご自身の使用しているパソコンの端子と液タブの端子があっているのかどうかもしっかり見ておくポイントです。
変換ケーブルを購入して繋げば解決しますが、変換ケーブルを付けることで遅延が生じるおそれが大きいです。
古い液タブは重たい!
もう一つ補足しておくと、古い液タブの最大の難点は「重たい!」ということです。

重さから想像して貰えれば分かるように、かなりゴツい外観になります。
私が各フリマサイトやヤフオク!を見ていて気になったのは、当時(10年前)プロが使用していた高性能な液タブは総重量が28kg くらいあるということです。
大きさが24インチなのでかなりの大画面ですね。
ゴツくて大きいので、机いっぱいに場所をとります。
大画面の利点は絵を書きやすいことです。
しかし、総重量が重すぎるといのはかなり扱いずらいですよね。
大画面の液タブはデスクのスペースがかなり広くないと置く場所に困りますし、液タブ以外の他のものが何も置けず困った状態になります。
液タブの購入を検討される場合には、ご自身のデスクの広さも考えられると良いかと思います。
参考までに私が新品で購入した 22インチの液タブの総重量は5 kg です。(スタンド付き)
昔の液タブはなにが重たいのかと言うと「スタンド」が重たいのですが、そのスタンドがないと楽な姿勢で絵を描くことは難しいかと思います。
28kgか5kgか、どっちが扱いやすいかは考えればすぐに分かりますよね。
プロレベルの人が昔使っていた機種ですし、24インチの大画面には惹かれるのですけど、最大の難点はやはり重さでしょうか。
机にスペースがあって、設定を難なくこなして、その液タブを使いこなせる人にとってはお買い得なのかもしれません。
私には無理かな。。。
筆圧感度を考慮する
10年前の液タブと今の液タブで性能の違いを考えるのであればそれは筆圧感度だと思います。
昔の液タブの筆圧感度は2000レベル程度、今の液タブに付属しているペンは筆圧感度8000レベル以上が普通です。
実際に2000段階の筆圧レベルがあれば全く問題ないと思いますが、やはり最新で高性能なものには敵わないと思います。
ペンの書き心地は最重要項目の1つでもあります。
そして、昔のペンは充電式であり、充電を忘れると絵が描けないという不便さがありました。
中古で購入して場合は付属のペンの充電池が劣化していないかも気になります。
最近のモデルであれば充電式ではないので気にする必要はないのですが、旧型は注意が必要です。
最近では5~6万円でも充電不要の高性能なペンが付属した液タブが普通に売られております。
液タブの場合は安いから悪いとは言えず、安くても新しいものの方が高性能でお得な場合があります。
私が購入した液タブに付属しているペンの筆圧感度は8192レベルです。
なぜ安いのに高性能なのか
なぜ液タブは高性能で安くなったのか?
その理由は3つあると思います。
1つは時代が追いついてきたということであり、デジタルの需要が高まりプロ又はプロを目指す方だけではなく、一般の方々でも液タブを使うようになってきたからです。
物の値段というものは、たくさん売れる見込みがあればコストを下げて値段を安くすることができます。
逆に言うと昔の高性能な液タブは個人が手を出しづらく、それを仕事にする専門家ぐらいしか買わなかったのではないでしょうか。
そうなると、薄利多売は難しいのでどうしても販売価格は高い値段設定になってしまいます。
2つ目の理由がもうすでにお話しましたが、需要が高まり大量生産して売ることができるようになったからではないでしょうか。
3つ目の理由は廉価版の発売です。
ペンの描き心地はそのままに、機能を最小限に抑えたモデルを発売することにより、私たち一般人にも手が届くお買い得な値段でワンランク上の液タブが手に入るようになりました。
特に最近は高性能なペンが廉価版の液タブにも付いてくるようになってきておりますので、書き心地も最高です。
新品の液タブを買う時のポイント
新品で液タブを買う時のポイントは、「あってないようなもの!」です。
なぜかというと、その人の絵のレベル、画面サイズの好み、購入予算はいくらなのか、机の大きさ等によっても変わってきます。
人それぞれ絵のレベル、環境、予算などが違うので、一概にこれがよいよとは言えないのです。
私は初心者で初めての液タブ購入ですが、大画面で安くて高性能が理想です。
予算は冒頭でも書きましたが5万円以内です。
正直この予算では新品で購入は無理かなと思っていたのですが、意外や意外、私にぴったりの液タブが新品でありました!
お財布に優しいXP-PEN
私が購入した液タブはXP-PEN artist22セカンドです。

アメリカのメーカーですが、日本な支店があり、電話対応もキチンとして貰えます。
この製品を選んだポイントは以下のとおりです。
- 4万円台で購入できる
- 大画面(22インチ)
- 高性能で使いやすい
- ペンの使い心地がよい
- ペンは充電しなくてよい
- 18ヶ月保証
- アフターケアが充実している
- 利用者が多く情報が入りやすい
- PCがそのスペックを引き出せる
- お試しで借りることができる
お絵かきソフトが無料でついてくるサービスもありましたが、私はCLIP STUDIO PAINTを利用するつもりなので、今回はあって嬉しいけど利用しないので選んだポイントには入れておりません。
公式サイトで購入しました
Amazonなどで購入しても良いのですが、私は公式サイトから購入しました。
今なら10%offで購入できます。
新品購入のポイントとして、保証内容やお値引き額、どんな特典が付いてくるかなどをチェックしておくことをオススメします!
付属品のチェックも忘れずしましょう!
楽天スーパーセールなどを利用すると更にお安く購入することも可能かと思いますが、たまたまそのタイミングだと良いのですが、楽天スーパーセールは年に4回ですのでそのタイミングまで待つのもよりお得に購入するコツです。
楽天スーパーセールで15%割引きとかになるなら、かなりお得ですよね!

前回の楽天スーパーセールの目玉はプリウスでしたが、もしかしたらご自身が欲しいと思っている液タブが半額!なんてことも十分に考えられます。

半額になる商品は多種多様ですから、セールを狙う場合には事前に商品の値段とセールが始まる時間帯をチェックしておきましょう。
私が購入したタイミングは楽天スーパーセールが終わった直後で、3ヶ月後の次のセール開催を待つのもしんどいので、買いたい液タブが決まったらすぐに公式サイトで購入しました。
値引率が高いからお得という訳ではない
公式サイトには、「公式サイトで購入するメリット」という説明文があります。

サポート体制が万全であるところに惹かれて購入を決めた部分もあります。
初心者は特に困った時に何でも聞けるようにしておかないと操作方法が分からないとすぐに挫折してしまいますよね。
アフターサービスの充実は何者にも替えがたいと私は思っております。
精密機械ですから不良品もあると思いますので、何かあった時の保証にも目を向けたいですよね。
Wacomと最後まで迷いました
ビックカメラではWacom製品を全面に推奨している印象を受けました。
実際に使い心地を体感できるので触ってみてその性能に驚きました。
さすが日本製!
しかし、最高級品を使ったからといって自分の腕がよくなるかというとそうではありません。
初心者には高性能過ぎるかなと思います。
この辺りは値段との兼ね合いですよね。
プロの方であればたとえ30万円出しても仕事で使うならすぐに元を取れると思いますが、お絵かき程度で使うには多少お値打ちになっている10万円でも高いですよね。
私が気に入ったWacom製の液タブは12万円程度しますので、自分なはオーバースペックかなと思いました。
絵のレベルが上がったら、いつかはWacom製の液タブを使ってみたいなと思います。
その他のメーカーについて
そのほかにもGaomonという中国のメーカーも調べました。
こちらもコスパは最高ですので選考対象に入れましたが、 私がお気に入りのアニメーターがXP-PENの上位モデルを使っていたのでXP-PENに好感を抱いたということもあり、同じ海外製品ですがGaomonではなくXP-PENを選びました。
使い心地は実際には使ってみないと分からないと思います。
使い方も慣れるまでは操作方法も不安があるでしょうし、知っている方が同じメーカーを使っていると話を聞きやすいですよね。
YouTube でお絵かきチャンネルなどを開設しているプロのアニメーターなども多いですので、そういう動画を見ながら製品を比較検討して行くのもよいかと思います。
まとめ
液タブはここ数年で急速にコストパフォーマンスが良くなったように思います。
新型コロナの影響で家でデジタル関連の作業をされる方が多くなったのも影響しているのかもしれません。
需要が多くなったぶん急激なコストダウンが可能になったのか、様々な安くて高性能な新製品が発売されるようになりました。
10~16インチの液タブをどうしても安く手に入れたいという人にとっては中古品も良いかと思いますが、22インチくらいの大画面を希望する場合、私の感覚としては少し頑張って新製品を買われた方が良いかと思います。
大画面でお得という液タブはしっかり調べると新製品で見つかりますので、間違っても中古品で重たい液タブをフリマアプリなどで買わないようにしましょう!
これからの時代、液タブもパソコンやスマホと同じように仕事をするには切っても切れない必需品になるのかもしれません。
欲しいと思った時が買い時ですが、液タブこそしっかり調べて買わないと損をするかと思います。
液タブについてはこれからも色々と記事をあげていくつもりですが、液タブをこれから買おうと思っている初心者の方の参考に少しでもなれば幸いです。
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