それでも買うの?安物の電源は火災事故の元凶、格安の裏に潜む危険とは

それでも買うの?安物の電源は火災事故の元凶、格安の裏に潜む危険とは
目次
純正と非純正のACアダプターどっちを選ぶ?
ノートパソコンなどの電源アダプターを買い替えないといけなくなった時に「純正ACアダプター」と「非純正ACアダプター」どちらを購入するべきか、すごく迷いませんか?
そういう私も外出先でノートパソコンで作業する機会の多いので、自宅用と外出先用で2つの電源アダプターが欲しいと常々思いながら生活をしています。

「純正の製品」を購入しようとする場合“お値段が高い”し、ネットで「非純正の製品」を購入する場合は安いのは魅力だけど“安全面が心配”なので、どちらを購入するべきか“ずっと迷っていた”のですが、最近ようやく“答え”が出ました。
今回は「純正ACアダプター」と「非純正ACアダプター」どちらを購入するべきなのかについて解説していきます。

非純正製品は安いから迷う~💦

安全面を考えたら絶対に純正製品にするべきです!
純正ACアダプターのメリット・デメリット
私は昨年の年末にASUSのオンラインサイト経由でゲーミングノートPCを購入したので、今回はASUSのカスタマーセンターに追加で純正のACアダプターの購入できるかどうか問い合わせてみました。
カスタマーセンターからの返信は以下の通りです。
新しい型番のゲーミングノートPCですのでACアダプターと電源ケーブルは製造されており購入することはできそうです。
最大のデメリットというか純正商品を購入する難点は、やはり値段の高さではないでしょうか。
ACアダプターと電源ケーブルの料金と代引き手数料を合わせると12,600円程度です。
私は「ちょっと高いな。」と感じたのですが、みなさんはどう思われますか?

送料はASUSが負担してくれるので有難いのですが、自分自身が納得していないので、今回は正規品を購入するメリットを知ってから正規ストアで購入するかどうか判断した方はよいのではと考え、即購入ではなく結論をいったん保留にするという選択をしました。
お値段が高いからダメという訳ではなく、パソコン等の電化製品のパーツは値段なりで、信頼のおける正規販売店であるASUSがこういった値段設定をしているということは「ACアダプター」はそれだけの値段が必要なパーツの集合体であり、お値段なりに内部構造はしっかりしていて、安全面もしっかり保障されての価格だと思ってよいでしょう。
少々値段は張るものの、「安全を買う」と思えば安いものなのではないでしょうか。
そう、正規品を購入する最大のメリットは安全性なのです!
安全性が保たれていなければ安心して使用できませんし、発火したらそれこそ大惨事ですので、私がACアダプターに求める一番の要素は安全性であり、それはつまり自分の大事にしているパソコンや家庭生活を守ることでもあります。
「電源アダプターから出火して家が燃えた!」なんてことになったら悲惨ですので、製品の購入にあたって安全性は無視できないですよね。

火事を起こしたらその方が高くつの~

見た目は同じなのに、どんな違いがあるの?
非純正ACアダプターのメリット・デメリット
「非純正ACアダプター」をみなさんが検討される一番理由は値段の安さではないでしょうか。
正規のお店ではなく、安全なのかどうかよく分からないネットストアで「非純正ACアダプター」を選んで購入する動機は”安い”という以外ありませんよね。
そう!「非純正ACアダプター」を購入する一番のメリットは安さなのです!

私もネット検索をしていてずっと気になっている非純正ACアダプターがあり、その値段が正規品の半値以下の4680円なんですよね。
見た目は変わらないし、「同じ物なら安い方がよいのではないか!」と誰しも思う事でしょう。
しかし、ホントに性能は同じなのでしょうか?
いくら外観が同じで値段が格安で充電するには問題ないとは言っても、安くするために中身のパーツを削っている可能性が高いと私は推測しました。
電化製品の重要なところは中身であり「性能」と「安全性」です。
みなさんが非純正アダプターを購入する時に一度は頭をよぎるであろう一番のデメリットは「安全性が保証されていない。」ということでしょう。
「安いに越したことはない。」「たぶん大丈夫。」という考えはけっこう危険ですのでご注意を。

値段を抑える為に安全面が疎かになるのは怖いな💦

非純正販売業者も利益を出す為に必死だニャ!
非純正ACアダプターの危険性
純正の充電器は高品質だと分かっていても価格が高いので、安いサードパーティ品を試す人が後を絶たいのが現状で、ノートPC用の激安充電器を購入したユーザーから「いとも簡単に火花が飛び散る」という話を聞いたことがあります。
「なんでそんな事が起こるの?」「見た目一緒なのに??」と言っている人は電化製品について疎すぎます。
安いということは何かを省いている可能性が高く、製品の一つ一つのパーツについても良質とはいえない部品を使用している場合が多いので、実際に中身を分解して調べてみると、「激安品は可能な限り部品を省略している。」ということが一目瞭然で分かります。
デスクトップパソコンを組み立てた経験のある人なら分かると思うのですが、パソコンの性能って各パーツの値段次第なんです。

なるべく安くパソコンを組み上げようとするとそれだけ低スペックなPCになりますし、その反対にパーツにお金をかければ支払った金額分だけ高性能なPCが出来上がります。
各パーツとの互換性も大事ですが、やはり高いパーツを使用すれば性能がよいのは事実です。
反対のことを申しますと、電化製品は安い値段でよい製品は作れないのです。
さて、基板の裏面を比べても違いは明らで、Apple純正品の充電器の場合は100µA・0.6Vで充電し始め正常な動作が確認されてから出力を上げるという安全な構造を持っているのに対して、激安品は20V・85Wというまさに”全力”の状態で充電し始めるのでショートを容易にするのです。
この事実を知っている私は非純正品には絶対手を出しません。

内部構造を知ると怖いわね💦

ショートしてパソコンが壊れたらその方が損失がデカイです!
損をしない為のアドバイス
激安品に惹かれる気持ちはよく分かります。
例えば100均のプラスチック製品や100円寿司のように商品のコストカットをしても安全面に問題のない場合もあれば、電化製品のようにコストカットすると安全性と品質が大きく損なわれる商品もあります。
電化製品は多くの場合、安全機能の省略によってコストカットを実現しているので、ユーザーとコンピューターを危険にさらす事態になります。
その商品が“本物”か“偽物”かの判別が大事であり、金銭的な理由から純正品を買うことが困難な場合でも、安いという理由だけで聞いたこともないようなメーカーの製品を選ぶのではなく、最低限”信頼のおけそうな”メーカーの充電器を購入した方がよいでしょう。
今回記事にまとめた情報を知っていると非純正の電化製品がいかに危険であるかが理解できると思いますが、電化製品について無知な方は何を言っているのか全くわからず非純正の製品に安いからと安易に飛びついてしまうのです。
全ては自己責任なので何を基準に選ぶのかは購入される方の自由なのですが、たかだか数千円をケチって10万円~20万円もするパソコン本体に何かあってはその方が損失がデカいです。
お金の面も大事ですが、安全を一番に考えて純正品を選んで使っていきたいですね。