緊急小口資金・総合支援資金【償還免除】-返済しなくてよい-

目次

条件次第で返済不要の支援制度

今回の特例措置では、償還時において、なお所得の減少が続く住民税非課税世帯の償還を免除することができるというところがポイントになります。

これは、「条件を満たせば借りたお金を返済しなくてよい制度」ということになります。

対象の方がこの支援制度を必ず申請しておいた方がよい理由は、状況次第で返済が不要になるからなのです。

少し表現が違いますが、分かりやすくいうと「実質現金が貰える。」と思って頂いてよいでしょう。

ゆづき

返済しなくてよいのですか?

まさし院長

「お金をあげますよ。」と言ってるのと同じです。

具体的な取扱いが決定!

緊急小口資金等の特例貸付における償還免除については、「償還時において、なお所得の減少が続く住民税非課税世帯の償還を免除することができることとし、生活に困窮された方の生活にきめ細かに配慮する」こととしていましたが、その具体的な取扱いを決定しました。

緊急小口資金・総合支援資金期限を守ろう

緊急小口資金の申請方法は至って簡単ですが、申請期限だけはキチンと守りましょう。

どのような支援金・給付金・貸付金でも同じで、申請期限を過ぎたら対象者であってもその権利を失います。

後で後悔しないためにも余裕を持った早めの行動を心掛けましょう。

緊急小口資金の詳細については「【緊急小口資金】収入減少、生活困窮、返済不要」の記事に詳しく記載しておりますので参考にしてください。

償還免除のポイント

-償還免除のポイント-

✔ 償還免除は、資金種類ごとに一括して行います。

具体的には、①緊急小口資金、②総合支援資金の初回貸付分、③総合支援資金の延長貸付分、④総合支援資金の再貸付です。

✔ 借受人と世帯主が住民税非課税であれば、償還免除の対象とします。

そのほかの世帯員の課税状況は問いません。

✔ 判定時期と判定対象となる課税要件は、資金種類により異なります。

上記が償還免除のポイントになります。

住民税非課税世帯の調べ方

住民税非課税世帯かどうか分からない方は市役所に問い合わせて聞いて下さい。

社会福祉協議会では住民税非課税世帯かどうかは分かりません。

住民税非課税世帯はどこに問い合わせする?
ムギ

支払わなくてよいのは嬉しいニャ!

まさし院長

要件を満たした方だけですが、助かりますよね。

緊急小口資金・総合支援資金と返済免除

緊急小口支援金に加えて総合支援資金という貸付制度があります。

こちらも条件を満たせば返済免除となります。

緊急小口資金・総合支援資金、条件を満たせば返済免除

ただ、緊急小口資金よりも申請へのハードルは少々高いです。

私の場合は、緊急小口資金は申請できても、総合支援資金は申請できませんでした。

どのような時に総合支援資金を申請できるのか詳しく知りたい方はこの記事の中盤にある”判定時期と判定対象となる課税要件”の図を見るか、「【総合支援資金】生活費、貸付、返済不要」の記事を参考にしてください。

判定時期と判定対象となる課税要件

特例貸付の償還免除に関するQ&A

Q1.償還免除を受けるための手続きはどのようにすればよいですか?

A1.償還免除は、社会福祉協議会へ申請していただきますが、具体的な時期や書類は、厚生労働省において検討中です。

Q2.住民税が非課税であるかどうかはどこで確認できますか。

A2.お住まいの市町村で非課税証明書をとっていただくことで確認ができます。

なお、令和3年度の課税情報が取得できる時期は、一般的に6月以降ですが、市町村へご確認ください。

Q3.なぜ全額が一括で免除ではないのですか。

A3.特例貸付は、貸付の実施方法において、緊急小口資金、総合支援資金の初回貸付、延長貸付、再貸付を単位として貸付期間の設定や資金交付を行っていることから、償還免除の判定方法についても、貸付する際の資金交付額や順序を踏まえ、各々一括免除を行うこととしました。

償還になった場合の借受人の方の返済額や時期にも配慮しています。

Q4 住民税非課税の範囲内に住民税の所得割のみ非課税の者は含まれますか。

A4 含まれません。

ひろと

Q&A参考になりました!

お問い合わせ先

個人向け緊急小口資金・総合支援資金コールセンター

TEL 0120-46-1999

ゆづき

気軽に電話で問い合わせよう!

ムギ

なんでも問い合わせて聞いてみるとよいニャ!

まずはお近くの社会福祉協議会にお電話でお問い合わせして、申請に必要な書類を揃えて下さい。

書類を揃えるのはとても簡単で、受付窓口に電話をして住所と名前を伝えれば、必要な資料と契約書を郵送してくれますので、それに必要事項を書いて必要な書類を同封して送り返すだけです。

緊急小口資金の必要書類

一刻も早く資金調達したい方もみえるでしょうから、その対応はとても手早いです。

私の場合も郵送物はすぐに届きました。

緊急小口資金の貸付けを受けて、さらに対象の方は総合支援資金の貸付けを受けることができます。

総合支援資金も同時に受けたい方は「返済免除あり、緊急小口資金と総合支援資金は何が違う?」の記事を事前に読んでおきましょう。

まとめ

緊急小口資金と総合支援資金の凄いところは条件を満たせば借りたお金が全額免除になることです。

「借りたお金は返さなくてよい!」

こんな夢のような支援策はなかなか無いですよね。

だからなのでしょうね、コロナの生活困窮者のための特例貸付の利用額は1兆円を超えたそうです。

残念ながら私は緊急小口資金は借りられても返済免除には絶対ならないので、一時的に資金を借りるだけになります。

総合支援資金についても対象外なので申請すらできません。

この2つの支援を受けて全額免除になる方はごく少数の方なのでしょうけど、この制度を知らなかったり申請し忘れた場合は大きな機会損失を被ります。

そうならない為にも、まずは情報を正しく理解して受付窓口に電話して、緊急小口資金と総合支援資金の申請を早めに済ませましょう。

YouTube動画

YouTube動画も作成しております。

給付金や支援金についての動画なども多数あげていくつもりです。

今回は、「緊急小口資金・総合支援資金【償還免除】-返済しなくてよい-」の記事の内容をYouTube動画で作ってみました。

文字より映像や音声の方が好きな方はぜひ動画をみてください。(字幕付きです!)

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